交流サイト(SNS)世界大手、米マイスペース日本法人(東京・渋谷、大蘿淳司社長)は、テレビ番組情報誌「TVガイド」を発行する東京ニュース通信社(東京・中央、奥山卓社長)と組んで月刊誌を創刊すると発表した。マイスペースに登録する8万7000組のアーティストを紹介し、認知度の向上を狙う。ネット企業が雑誌創刊に協力するのは珍しい。

 新雑誌の名称は「マイスペースマガジン」。2009年3月に創刊準備号を発売し、5月に本格発刊する。第1号の発行部数は10万部を予定。広告主を募って若者向けに広告を掲載する。東京ニュース通信社内に編集部を設置、5人程度が編集を担当する。



[2008年12月1日/日経産業新聞]

1日の「IT PLUS」で最も読まれたのは勝間和代氏のコラム「創業者の再登板はなぜあまり成功しないのか」だった。米ヤフーの創業者であるジェリー・ヤン氏のCEO辞任が発表された。ヤン氏は業績改善のためトップに復帰したのだが、うまくいかなかった。創業者の再登板が成功しにくい理由について分析している。勝間氏のコラム「ITマーケットウォッチ」のバックナンバーはこちらから。

 2位は「ASUS、高性能グラフィックス内蔵ミニノートにXPモデルを追加」だった。アスースが画像処理性能の高い小型ノートパソコンで、OSを旧型のウィンドウズXPにしたモデルを発売するという。

 「ドコモ、ノキア製『Nokia E71』の発売中止を発表」は3位だった。NTTドコモが冬モデルとして投入予定だったノキア製端末の発売を取りやめるという。ノキアが日本市場からの撤退を決めたためで、関連コラム「『シェア10%』公言したノキア、急転直下の日本退却」も併せて読んでほしい。

 4位には「クラウド・コンピューティングは悪魔の囁き」が入った。クラウド・コンピューティングというキーワードが流行しているが、第三者に重要な情報を渡すことになり、きちんと管理をされるのか疑問があるという。また日本企業の競争力も現時点ではないので、奮起を期待したいという。

 6位は「ニコン、2450万画素センサーのハイエンドデジタル一眼レフ『D3X』」だった。


[2008年12月2日/IT PLUS]

ミクシィは27日、これまで招待制で運営してきたSNSの「mixi(ミクシィ)」を2009年春から自由に入会できる登録制に切り替えると発表した。サービス開始から5年近くで20代を中心に利用者が1568万人に達し、「招待状が一巡した」(笠原健治社長)と判断した。12月10日からは従来18歳以上としていた年齢制限を緩和し15-17歳でも利用できるようにする。

 同日開催した説明会で笠原社長は、「(利用者の制限緩和で)より多くの人に使いやすいサービスを提供できる」と説明し、家族向けや若年層向けのサービスを強化し会員の利用を促進する考えを示した。登録制移行によるトラブル増加などを防止するため監視体制を強化するほか、若年層の保護では広告を制限したり検索機能の対象から外したりするなどの対策を取るという。

 また、ミクシィのデータやプラットフォームを他社に開放し、ミクシィ上で使えるアプリケーションソフトやサービスの開発を支援することも明らかにした。12月からパートナー企業に仕様を公開する。具体的なサービスやアプリの投入は2009年春以降になる見通し。来春をめどにミクシィと連携した事業を展開するベンチャー企業を支援するファンドも立ち上げる。

 説明会での笠原社長との主な一問一答は以下のとおり。


――招待制をやめる理由は。

 既存ユーザーからの招待状による入会も続ける。招待制にしていた一番の理由は、知り合いが会員にいるほうがSNSのサービスを楽しめたから。その人に使い方を教わりながら、SNSでさらに交流を広げられる。登録制に移行しても、リアルの友人とのコミュニケーションに使ってもらう部分は重視したい。

 招待制のデメリットはミクシィ利用の垣根が高くなることだ。35歳以上や地方に住む人はやりたくても周りにミクシィのユーザーが少ない。35歳以上のコミュニティーなどが充実するのを期待している。


――対象年齢を引き下げるが安全性の確保をどうする。

 これまでも24時間体制で監視してきたが、人員を今の100人から200人に増やす。セキュリティーシステムも増強し、より効率よくトラブルを発見しやすくする。18歳未満の利用者については、友人検索といった機能の対象から外したりコミュニティーの利用を制限したりする。広告も消費者金融などふさわしくないものは表示しない。


――将来は15歳未満も利用対象にするのか。

 健全性を強化しながら誰にも使えるサービスにしていきたい。ただ、18歳未満全部を対象にするのは大転換になる。まず15歳までにしたのは、ネットリテラシーやコミュニケーションのスキルがある程度出来上がっているからということ。将来的にはさらに引き下げる可能性もある。


――1人が複数のアカウントを取得して悪用されるという懸念はないか。

 Gメールやフェースブックも(普及が)ひと段落したら登録制にした。サービス開始から5年でミクシィの招待状はある程度広まった。みんなで使えるSNSにするには登録制にするのが自然の流れ。年齢を偽るような行為に対しては、青少年向けの便利なサービスなどを提供することで、正直に申告してもらうよう促したい。


――ファンドの規模や投資先のイメージは。

 ファンドの総額やミクシィによる出資割合は検討中だ。ファンドはミクシィという特定のSNSにアプリを作る市場を立ち上げるため。投資先はおそらく大手よりベンチャーになる。



[2008年11月27日/IT PLUS]

27日の「IT PLUS」で最も読まれたのは石川温氏のコラム「『VIERAケータイ』で勢いに乗るパナソニックの強みと弱み 秋冬商戦メーカー編」だった。縦方向にも横方向にも開くワンセグ対応端末がヒットしているパナソニックの秋冬モデルの戦略について紹介した。ラインアップの幅を広げて、シェア拡大を目指すという。

 2位は江口靖二氏のコラム「iPhone向けアプリ『オカリナ』が揺るがすエンタメの価値観」だった。iPhoneでオカリナを擬似的に演奏できるアプリ「Ocarina」は、世界中にいる他の人の演奏を聞くことができるようにもなっていて、新しいエンターテインメントとしての可能性を感じるという。

 「東芝、新型記憶装置SSDを増産」は3位だった。パソコンの記憶装置はHDDが主流だが、東芝はフラッシュメモリーを使うSSDを大量生産し、普及を進めるという。

 4位には西本逸郎氏のコラム「そのサイト、信頼できますか? ID・パスワードの使い回しに注意」が入った。複数の登録制サイトで同じIDとパスワードを使っていると、管理の甘いサイトから情報が流出して不正利用される恐れがある。信用できないサイトでは不用意に登録するのを避け、使い回しもしないほうがいいという。

 5位は「ミクシィ、来春から招待状なしで利用可能に 12月には年齢制限を緩和」だった。SNS最大手のミクシィは友人からの招待がないと利用できなかったが、12月10日から15歳以上なら誰でも登録して利用できるようになる。「踊り場のSNS ミクシィとモバゲー、対決も」も併せて見てほしい。


[2008年11月28日/IT PLUS]

音楽配信のレーベルゲート(東京・港、佐藤亘宏社長)は20日、CDの音源をそのままの音質でパソコンに配信するサービスを始めると発表した。第1弾はワーナーミュージック・ジャパン(東京・港、吉田敬社長)が12日に発売した洋楽アーティスト、エンヤのCDアルバムの収録曲。音楽配信では容量を圧縮した音源を使うのが一般的で、大手レコード会社の音源をCD音質で配信するのは初めて。

 レーベルゲートが運営する「mora」「mora win」で販売する。圧縮音源の価格は150円程度が主流のところ、CD音質版は1曲200円に設定した。1曲のダウンロードにかかる時間は一般的な光回線の場合で数十秒程度という。今後、他のレコード会社の楽曲についてもCD音質での配信を実施する方針だ。



[2008年11月21日/日経産業新聞]